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ATLS DRONE WORKSからのお知らせ

ドローンの会社を立ち上げるまで⑦ ~飛ばすのって楽しい1~
10/16の続き
(10/16のBlog・9/25のBlog・9/18のBlog・9/11のBlog・9/4のBlog・8/20のBlog)
予約日当日、受付で支払いをすましていざ貸切した剣道場へむかう。
隣の柔道場では合気道の同好会がもくもくと練習をしている。剣道場と柔道場は隣同士になっていて壁で仕切られているが上部と入り口は解放されているので音などは筒抜けになる。
そんな中、となりで独特なプロペラの音を出すドローンを飛ばしても大丈夫かなと別の不安がよぎる。こっそりと代表者とおぼしき人のところにむかい丁寧に話しかける。
「こんばんは。練習中の所すみません、となりの剣道場を借りた井上と申します。実はドローンの練習をするために部屋を借りました。飛ばすにあたってプロペラの音などでますが気になさらないでください。」
相手の方は少し?みたいな顔をして「あ、あぁはい。」とりあえずひとこと断りを入れ部屋に戻って飛ばす準備に取り掛かる。
本体を出し、アームを広げプロペラを広げる。
買ったばかりの新品だけども民間資格の時に習った一連の流れで機体のチェックをする。
プロペラの傷やゆがみ、モーターの回転、アームが正しく展開されているか。ネジなどの緩みがないか、カメラジンバルの動作、などなど。恐る恐るしかし確実に、ドローンを飛ばす前の当たり前の手順を体に染み込ませるように心の中で声に出し確認をしていく。
すべて問題なし。
送信機の電源を入れてから本体の起動。モーターが起動しそれぞれのアームの先にあるインジケータから赤と緑のランプが点滅する。
伝送チェックも済み、いよいよ飛ばすぞとドキドキしながらプロペラを回す。
ヴーーーンと低音が部屋に響きながらドローンはゆっくりと上昇する。
『おぉ、飛んだ!』と心の中で目線の高さで安定する機体を眺めているとふと視界の端に視線を感じた。
何気なく視線の元をたどるとそこには道着を着た合気道の館長の姿があった。(続く)