ドローンの会社を立ち上げるまで①　～クワッドコプターという名の物体～

ドローンというものを知ったのは１２年ほど前、DJI社のファントムシリーズ。まだその時は『ドローン』ではなくクワッドコプターという名前で認識していました。カメラはついておらず当時Goproの最新機種だったHero３+を後付けできるそれに私はとても魅了されたのをよく覚えています。世間からは何の用途に使えるかわからない高額な空飛ぶおもちゃと大半は感じていたかもしれません。私の家族も同様な反応でした。

「そんな訳のわからないものを買ったら周りから白い目で見られるから絶対買わないで！」と強く言われ、離婚の『り』の字まで飛び出す勢いでした。あの当時はその真意を確かめる勇気もなくおずおずと引き下がったのでした。もしあの時違う決断をしていたら、きっと今とは違う未来になっていたのは想像に難くないです。（続く）